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Decision Principles — 意思決定原則

decision-principles.md

更新
2026/8/15 9:31:21

Decision Principles — 意思決定原則

形式: Principle / Trigger / Logic / Exception / Evidence / 観測回数

ルール: 既出の原則は追記せず更新(観測回数+1、日付を足す)。反証されたら ❌ 反証済み に落として反証事実を残す。


DP-001 高信頼スライス+別原理補間

  • Principle: AIの平均精度が実用に足りないときは、精度改善ではなく「AIが確信を持つ部分だけ確定 → 残りをドメインの規則性で機械的に埋める」に切り替える。
  • Trigger: AI判定の的中率が実用水準を下回ったとき。
  • Logic: 精度改善はコスト逓増・期間不定。高信頼スライス+別原理補間はコストがほぼ一定で、当日中に実用水準へ届く。
  • Exception: 補間の根拠となる規則性が実測できないとき(憶測の規則性は誤りを伝播させる)。
  • Evidence: 2026-08-14 reel_catalog(全数38% / 確信度高100% / 連番隣接94%)
  • 観測回数: 1

DP-002 予算の終盤先行予約

  • Principle: 有限リソースを配分するときは、終盤の必須分を先に確保してから残りを可変処理に配る。
  • Trigger: ターン数・時間・金・人員など、途中で尽きうるものを配るとき。
  • Logic: 予算切れの失敗は「止まる」ではなく「締めができない」という質的に重い失敗。
  • Exception: 中断・再開のコストがほぼゼロの処理。
  • Evidence: 2026-08-14 seicho-tasukeru ターン予算設計
  • 観測回数: 1
  • 転用先メモ: 商談の時間配分/案件見積もりの修正対応バッファ/資金繰り

DP-003 変更頻度で置き場所を決める

  • Principle: 「運用開始後に必ず変える」と言える値はコードの外(設定+リモート配信)へ出す。
  • Trigger: 閾値・文言・モデル設定・優先度を実装するとき。
  • Logic: 再リリースのリードタイムが改善サイクルの律速になる。
  • Exception: セキュリティ境界・課金額など、外から書き換えられると事故になる値。
  • Evidence: 2026-08-14 14:39 レイテンシ改善をコード変更ゼロで実施
  • 観測回数: 1

DP-004 実測は削るために使う

  • Principle: 対象データが既にあるなら、設計前に実測し、その数字で機能を削る。
  • Trigger: 既存データ・既存業務を対象にした仕組みの設計。
  • Logic: 実測の主目的は精度向上ではなく「作らない判断」。作った機能は全部あとで自分の保守負債。
  • Exception: データが未生成のゼロイチ(実測コスト > 設計コスト)。
  • Evidence: 2026-08-14 reel_catalog 20GB/575ファイル実測 → ショット分割を削除
  • 観測回数: 1

DP-005 安全境界は「不可逆か・外部に出るか」で引く 〔実装済み〕

  • Principle: 自動化の安全境界は「削除かどうか」ではなく「不可逆か/外部に影響が出るか」で引く。
  • Trigger: 自動化と安全のトレードオフを設計するとき。
  • Logic: 削除は目立つが、外部送信・本番デプロイは目立たないまま不可逆。
  • Exception: ローカル宛の操作・検証環境のみを触る自動化(ここまで確認を出すと自動化の価値そのものが消える)。
  • Evidence: 2026-08-14 auto-approve hook を3層(deny / ask / allow)に再設計し、24ケースで検証。
  • 観測回数: 1
  • 未解決の宿題: 既存ファイルの上書き(> リダイレクト・mv・Write/Edit)は依然 allow。誤検出が多すぎて「基本Yes」の価値を壊すため見送った。バックアップか git 管理で別途担保すること。

DP-011 顧客に届く送信は、機械に実行させない 〔ハードルール〕

  • Principle: メルマガ・一斉配信など、顧客の受信箱に届くものは AI から実行させない。人間が管理画面から送る。
  • Trigger: 送信先が「自分以外の複数人」で、送信後に取り消せないとき。
  • Logic: 誤送信の損失は、削減できる工数と比較にならない。1回の誤配信で失う信頼は、自動化で稼いだ時間では埋め戻せない。
  • Exception: なし。自分1人宛のテスト送信のみ ask に落とす。
  • Evidence: 2026-08-14 本人指示「メルマガ配信に関しては絶対NG」。dexter-crm /api/campaigns/:id/send・Resend 直叩き・一斉配信系コマンド・Klaviyo等の外部配信MCPを hook で deny / ask 化。
  • 観測回数: 1

DP-006 AIの誤りが人の記録に残る領域は、注意ではなく構造で守る

  • Principle: 「気をつけて出力して」ではなく、語彙禁止・状態機械・確定操作の人間限定で守る。
  • Trigger: AI出力がユーザーの意思決定・自己認識・顧客への送信物として残るとき。
  • Logic: プロンプトの約束は破られるが、構造は破られない。
  • Exception: 出力が使い捨てで、人が毎回目視する場合。
  • Evidence: 2026-08-14 seicho-tasukeru(禁止語「真因」「確定」、15ステート、core4は無効化不可)
  • 観測回数: 1
  • ⚠️ 自己適用チェック: この原則を自分の作業環境には適用していない(2026-08-14 R1)。月1で「顧客に課しているルールを自分にも適用しているか」を確認する。

DP-007 コスト階段

  • Principle: 処理コストに桁差がある工程は、安い判定から並べ、高コスト工程には絞り込み済みだけを到達させる。
  • Trigger: 複数手段で同じ判定ができるとき。
  • Logic: 金は、絞り込んだあとの一点にだけ使う。
  • Exception: 安い判定の誤りが後段で回復不能な場合(早期の取りこぼしが致命傷になる領域)。
  • Evidence: 2026-08-14 reel_catalog(メタ→品質→音声→顔→映像AI)/Apple Developer 無料枠の継続
  • 観測回数: 1

DP-008 運用者に新しい学習コストを背負わせない

  • Principle: 納品物・仕組みは、相手が既に使っている形式・構造に合わせる。新ツールを覚えさせない。
  • Trigger: 自分以外の人が日常的に触るものを設計するとき。
  • Logic: 導入されない仕組みの品質はゼロと等価。
  • Exception: 学習コストを上回る利得が定量的に示せる場合。
  • Evidence: 2026-08-14 reel_catalog(既存フォルダ構造+HTML1枚)/mise-list(iCloud標準に乗る)
  • 観測回数: 1

DP-009 現実世界を動かす前に、デジタル側を書き換えられないか探す

  • Principle: 不足を埋める手段が2つあり片方が人・時間・場所を伴うなら、まずデジタル側(台本・仕様・条件)を動かして吸収する。
  • Trigger: 「足りない」が発生したとき。
  • Logic: 現実世界のコストは不可逆、AIで動かせる側は可逆。
  • Exception: デジタル側の変更が上位の目的・原則を壊す場合(→原則を制約として明示して担保する)。
  • Evidence: 2026-08-14 reel_catalog(追加撮影せず台本リライト)
  • 観測回数: 1

DP-010 正典は1冊、派生は章番号で引用

  • Principle: 複数のAI/人を並列で走らせるなら、判断の拠りどころを1文書に固定し、派生文書は章番号で引用させる。
  • Trigger: 並列開発・複数エージェント運用。
  • Logic: 並列化の利益は「発散しない」ことが前提で初めて成立する。
  • Exception: 実行者が自分1人で1週間以内に完結する仕事(正典が純オーバーヘッド)。
  • Evidence: 2026-08-14 seicho-tasukeru(1,604行の正典+ADR6本)
  • 観測回数: 1
  • ⚠️ 注意: この原則は過剰設計の言い訳にも使える。ユーザー0人の段階で1,604行が必要だったかは未検証(2026-08-14 R4)。